非表示中一句フォトコンテスト
2016『フォトコンテスト』結果発表
- 寸評
- まず、第一席、杉本さんの『カープ&サンフレVの花の写真が目に飛び込んできました。
梅の木(Vの形)の間に赤(カープ)と紫(サンフレッチェ)の二つの傘のコントラストがピッタリでした。
それに白い梅の花が勝利を印象づけています。
今回は、地蔵さまをフレームに入れて撮影した作品がいくつかありました。
地蔵さまに梅をどう配置するか、腕の見せ所ですね。
- 咲き満ちし 梅に遊べり 空真青
応募者 村上禎子
- 紅白梅 傾るる畑を 埋めつくし
応募者 豊髙悦子
- 姉妹来て 隣に母の なき梅見
応募者 内田良子
お地蔵さまと梅見物 銀賞 応募者:中西信之 | 地蔵の春 銅賞 応募者:平井孝治 |
2016フォト入選
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天空の梅園 入選 応募者:神尾修身 |
陽気に誘われて 入選 応募者:真田正之 |
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仲良し 入選 応募者:寺岡江梨子 |
トンネルぬけて 入選 応募者:谷口民 |
2016フォトコンテスト金賞
『特別賞』結果発表
- 遊満汐園一目千株満汐園幽香馥郁早鶯繁遠来騒客逍遙久塵外清遊輕脚跟
満汐園に遊ぶ一目 千株 満汐園幽香 馥郁 早鶯 繁し遠来の騒客 逍遙 久しく塵外の清遊 脚跟 輕し
●満汐園・・・広島県三原市深町菰口の山腹にある広大な梅林。 ●一目千株・・・一目みて千本。(菅茶山「遊芳野」) ●幽香・・・奥ゆかしい香り。梅の香をいう。 ●早鶯・・・春はじめのウグイス ●騒客・・・文人墨客。風流人。 ●逍遙・・・のんびり気ままに楽しみ歩く。 ●麈外・・・浮き世の外。街の喧噪を離れた場所。 ●脚跟・・・足取り
大意 ぱっと一目みて千本以上の梅林が見事な。 ここ、三原の里山にある満汐農園。 奥ゆかしい香りが馥郁と漂い、 早春のウグイスはあちらこちらから頻りに囀ってくる。 遠方からやってきた文化墨客や風流な人々は、 のんびりと気ままに歩き楽しんでいる。 まさに浮き世の外のすがすがしい遊びに、 私も彼らもみな足取りは軽やかである。
反歌 満汐の 一目千本 梅林を 歩む彼方に うぐいすぞ鳴く
平成二十六年一月二十四日 昨年の詩の入選の知らせに答えて賦す
『フォトコンテスト』結果発表
- 寸評
- 井川さんの写真は、白梅の中心に紅梅を配した背景にし、前に位置する子供たち5人の表情も個性的でいいですね。
子供たちだけでなく、お母さんの存在が写真を引き締め、魅力的なものになっています。
寺岡さんの写真は、老夫婦(?)の笑顔を真ん中に、周囲を紅梅で上手くぼかして撮影したのがポイントです。
真田さんの写真の白梅のバックは赤いのぼりだそうですが、黒とピンクの背景が白梅の白を強調しています。
年々、写真のレベルも向上しています。
『短歌コンテスト』結果発表
- 寸評
- いきなり短歌を詠めと言われても、初心者にはなかなか、難しい課題でしょう。
俳句に比べ、短歌の応募数が上がらないのも、その辺に原因があるのではないでしょうか。
常日頃から短歌に親しみ、歌心が生じたら、五七五七七の三十一字(みそひともじ)に並べてみましょう。
作歌に慣れたベテランの歌よりも意外に新鮮な感動を詠み込んで、よい作品ができる時があります。
『俳句コンテスト』結果発表
- 寸評
- 一人で十句近くも作っていただいた方が何人かいらっしゃいました。
しかも出来映えが素晴らしく、その中でできるだけ入選の重複を避けたいとの思いから、一人一句に絞りましたが。
選考から外すのが惜しい句がたくさんありました。
あらいさんは小学生でしょうか、無垢な心情で詠んだ句に癒されました。
入選者には常連の作者の方もいて、この満汐梅林の名声とともに、短歌、俳句の輪があたかも梅花が少しずつ地に根を張るように協賛者が増えつつあることを歓びたいと思います。ありがとうございました。
- 梅が香に 鳥来る空の 深みどり
応募者 政時英子
- 天空に 伸びる梅花の ほこらしき
応募者 門脇千恵子
- 蒼天を 奪ひあふかに 梅真白
応募者 神原三千枝
- 天空の 眉の高さの 梅匂ふ
応募者 勝甫
- 白梅や 愛でる目線の やはらかし
応募者 藤原香久子
- 満汐の 香りが誘い 山笑う
応募者 政池正治
- 梅東風の 薫る一山 坂緩く
応募者 平田初音
- 枝ごしに 見る青空や 梅の里
応募者 藤原武則
- 大空に 千本の梅 花になれ
応募者 森永龍太郎
- しろいうめ やさしくわたしに わらってる
応募者 あらいさちこ